第1798話:講義に行ってきました

2017年7月18日 

良く聞く話ですが売れない呉服屋さんと提携してしまうと“もっと新しいモノ”を“もっと凝ったモノ”と言われます。“もっとキレイに”“もっと色を合わせろ”職人がどんどん追い詰められます。完璧を求めるなら僕は絞りじゃなくプリントや印刷でいいと思いますが。手直し手直しで手間暇を掛けてようやく完璧なものを仕上がると次は“完璧過ぎて味が無い”“新しいモノを出したら前のが古いと言われた”“売れないモノを作るな”“何でもいいから売れるものを作れ”“売れないから買い取れ”と。景気が悪いので当たる気持ちは分かりますがちょっと悲しいです。
手間を掛ければ必ずしも良い物が出来るとは限らず値段も高くなり作れる量も減ります。絞りはシンプルなデザインでも十分に魅力があると思います。とは言え、水玉の絞りが簡単なものではなく堅牢度の高い染料で綺麗な水玉の絞り同じ色目で量産することは簡単そうに見えますが実は超絶難しいのですが。伝統も需要と共に人材も材料も失われつつあります。「時代遅れ」、「もう滅びてもいい」と言われる事もありますが、人が人を思って作る日本の技術、大事に守っていこうと思います。

「講義に行ってきました」

▼京都工芸繊維大学!雪花絞りの畳みをお願いしてますHさんの御主人も来て下さいました!!講義で頭いっぱいだった為僕は写真を一枚も取れず・・画像はHさんに頂きました。ありがとうございました!

▼「千年の都京都に古くから伝わる伝統を継承」とゆうテーマで講義。緊張しましたがまぁまぁまとめられたか・・う~ん、どうだか。

▼晩に気合を入れて祇園祭行ってきました、人の多さ・・・・、暑い・・・・・、

▼けど鉾も見れたし、

▼キーヤンの絵も見れたし、よかった~!!

人をかき分け押すな押すなの人ごみで、バッタリSOU・SOU若林さんと出会いビックリ!!
何万人の人ごみでバッタリ出会います?これドラマなら恋の始まりですよ!!

たばた

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第1782話:染色

2017年5月25日 

テレビはほとんど見ないですがユーチューバ― “ヒカル”“ジョーブログ”“多村家の日常”とか
面白いんですよね~!

本日は「染色」

▼浴衣を染めました。着抜は本当に読めない。

▼サンプル染めました。「薙刀長方形衣」でお色は紺、黒、紫、芥子色の四色になります。

頑張って絞ろ~!ご期待くださいませ。

たばた

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第1776話:染色色々

2017年5月12日 

早いもので造形大学の前期の授業を担当させて頂くのもあと二回となりました。
ようやく顔と名前を憶えて馴染めてきたかなって頃に終了です。涙を流してくれる生徒さんまでいてくれまして本当有り難い限りでございます。
何度やってもうまくいかなっかたり、周りと比べて自分だけが置いていかれてるように感じたり、色々あると思いますがそもそもそもモノづくりは人と比べるものではなくそこに気持ちがあるかどうかだと思います!

本日は「染色色々」

▼SOU・SOU風靡用 知多木綿の雪花絞り。

▼ネットショップにて。

image2.JPGwdwdwdw (640x480)

▼学生さんの風呂敷。

今日も沢山絞って染めていきます!

たばた

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第1772話:今日の染色

2017年4月26日 

良いかどうかは受け取る側が決めることですが、その人の努力や探究心は仕上がりを見れば分かります。“意図的な一点物”と“偶然出来た一点物”同じ一点物でも内容の違いが理解できれば職人です。

本日は「今日の染色」

▼浴衣残り半分を染め終わりました。
IMG_9117.JPGwewewe (640x480)

▼スカーフも見本で。中々いい感じの色が出てきました。

今年の夏の浴衣楽しみです。

たばた

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第1771話:抜染

2017年4月24日 

今日で37歳になりました。
金萬福さん大鶴義丹さんと同じ誕生日です・・・。

本日は「抜染」

▼こちらは反応染料で黒に無地染めされたシャツにぼうし絞りを施した後抜染して灰色に染め変えた「型ぬき半袖Tシャツ」です。

▼染め変える事を想定せずに無地染めされているものは色の抜け方に差が出ます。

よく抜けるものは灰色で染め替えが可能ですが、抜けにくいものは赤味が残りますので灰色に染めても紫がかった色目になります。

たばた

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