第2062話:ネイリストが考える工芸職人応援プロジェクト

2020年5月26日 

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の全国解除が決まりました。長かったですね・・しんどかったですね・・。今日まで何とか耐えれましたが解除されたとはいえ失ったものが戻るわけではなく新たな日常を作るためにもう少し辛抱ですね。日本では罰則や罰金といったようなこともなく、呼びかけで自粛が始まり人が出歩かなくなりました。奪い合うではなく分け与え、自分の為ではなく相手の為にマスクを着用するようになりました。世界には一体誰が?何の目的で?どのようにして作ったのか?いまだに解明されずなぞのまま世界の不思議として残っているものがあります。日本の伝統工芸に使う道具なんて伝統が途切れてしまえば”いったいコレはなんだ?”ってなってしまうわけです。なぜ先代は伝統を後世に残してくれたのか?天候の変化や権力者の政策一つで命が奪われたり、村が潰れてしまう。十分な医療技術がないために簡単に人が死んでしまう。しかし日本には数千年も前から今まで一度も途切れることなく「伝書」や「口伝(口頭での言い伝え)」として残っていたり「型」「技」「鍛錬法」などの形で伝わってきた伝統があります。日本の伝統は、命を受ければいつでもやりなおせるという極限状態を生きた侍たちだったからこそ生み出すことができた技術・精神なのです。長い歴史の中で先代が生死をかけて生み出し守られてきた知恵・経験の集積は一度失えば同じものを生み出すことは不可能なのです。日本人の精神は世界に誇れるものがあります!こんな時代だからこそ、価値がある伝統は守るべきだと僕は主張したいです。

ネイリストが考える工芸職人応援プロジェクト

たばた

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