第2089話:お越しくださいました

2021年11月1日 

選挙に行ってきました。”若者の選挙離れ”

確かに行列に並んでいても前も後ろもご高齢の方が多かった。伝統産業も”若手不足””後継者不足”と言われています。僕がこの仕事を始めてすぐ「後継者育成のための支援金」のことを知りました。3年以上この仕事に従事したものに対し道具や材料費にかかるお金を支援するといったものです。仕事を始めて3年やそこらではまだまだ食っていける仕事が出来るどころか道具や材料費にかかるお金を稼ぐことすら厳し中それはありがたい。組合からの推薦書も頂き道具や材料の明細を記入し何に使うのか、伝統を残すためにどんな思いでどうゆうことをしていくのかを指定された文字数のぎりぎりまで原稿用紙に書き留め申請しました。

一週間もしないうちに「不採用」と一言書かれた用紙が送られてきました。

こうゆう制度を悪用している受給者も知っています。

なぜなのか?じゃあどうゆう人が受けれる制度なのか?純粋な気持ちで頑張りたいと思って申請を出しましたが何が正解で何が間違えているのかも分からない。もちろん問い合わせもしました。

しかし「お応えできません」と。

ダメなものはダメとゆうのはわかりましたが自分の何がダメなのかを知らなければどのように変えていかなければいけないのかすら分からない。従事して12年経つと伝統工芸士の資格が取れます。

しかし「受けても必ず落としてやる」「実技試験の際に絞りでは出来ない課題を与える」と言われていることを耳にしました。受からないと分かっているのに受けても受講料の無駄とゆうことが分かり16年目を迎えました。

伝統を守って行くための取り組みと言いながら水面下では結局自分たちの地位を守るためなのかなと思わざるを得ない。

”若者の選挙離れ” も分からなくもない!けれど無関心では変わらない。

本日は「お越しくださいました」

▼京都芸術大学 KYOTO T5の学生さんです。12月中旬から1ヶ月ほど京都祇園の方でT5と繋がった工房の職人さん達が使用したいくつかの道具を展示されるそうでご協力させて頂きました。素晴らしい取り組みです!!

どのような職人がどのような道具でどのような仕事をしているのか、 まるで成功してきたかのような肩書やおしゃれな見せ方や巧みな言葉に惑わされず

リアルが伝わればとゆうのが職人の思いです。

たばた

LINEで送る