2011年7月8日 

第2話:絞りに対する思い

昨日は七夕。京都はあいにくの雨だったのですが、植物にとっては恵みの雨。
また「雨降って地固まる」とゆうことわざがあるように考え方次第で良くも悪くもなります。
言い方次第では「たなばた」が「たばた」に聞こえなくもないとゆう事です。



同じ染色品でも原材料や技法、作られた産地の違いなど条件の違いで名前が変わります。
私が所属する「京鹿の子絞り」の条件に「生地は、絹織物とすること」とあります。
また「板締め」と呼ばれる技法は絞られてないので絞りではないとゆう方もおられます。
「じゃあやめよう。」と私の場合はなりません。
それよりも「残す」とゆう事にこだわらなければ5年も経たないうちに確実に「日本の絞り」はなくなります。

画像は絞り技法で最も難しいとされる「桶絞り」に使う桶です。
桶の作り手は途絶えてしまい現在では残っている桶を自分で修理しながら使用しています。
減ることはあっても増えることの無い桶が押入れに眠っています。
自分が先駆者になって「消え行く日本の絞り」に歯止めをかける為に絞りを始めました。

明日はSOU・SOU様でおなじみの「袖なしジバン」絞りの魅力をご紹介したいと思います。

たばた

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