2017年11月24日 

第1827話:八畳着抜二重雪花絞り

寒くなってきましたね。
授業では“色がうまく抜けず染め付かない”こんな質問がありました。
染め始めた頃と今の気候ではかなりの温度差があります。当初は一度温めた染め液を種火でも温度を保つことが出来ていましたが、今は染場に出るのも苦になるほど寒くなり同時に染め液の温度も急激に下がりますので定期的に温度調整が必要です。染色は温度や湿度、助剤や量や時間の微妙なバランスで大きく変動します。それをその日の気候に狂わされるわけですから難しいですね!でもだから面白いのではないでしょうか。

本日は「八畳着抜二重雪花絞り」

▼とゆうややこしいネーミングですが読んで字のごとく、反応染料で紫に無地染めをした生地を八ツに畳んで色を抜きながら二色のアルカリ染料で染めた雪花絞りです。アルカリ染料の色は紫と青碧。その気になれば浴衣ぐらいの長さでも可能ですが時間とコストを考えると2mぐらいが限界かな・・。

まさに究極の雪花絞りです!

たばた

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