夏休みの終わりごろ京都では地蔵盆があり早いところでは昨日から児童たちが登校しておりました。まだまだ残暑厳しい毎日ですがいつのまにかセミの鳴き声もしなくなり夏の終わりを感じる今日この頃、今年もたくさんの方が雪花絞りを手にしてくださいました。
雪花絞りは自然現象を利用して偶発的に模様が出るため再現性が非常に難しく同じ色や形を出すのは極めて困難です。本日は夏休みの自由研究と題して雪花絞りの原理について少しだけまとめてみました。
本日は「夏休みの自由研究」
▼用意するものは三つの容器と乾いた布。
▼両端の容器に水を入れ、それぞれ青と黄色の染料を入れます。
▼両方の染液から真ん中の容器に布を架けます。
▼重力に逆らって布が染液を吸い上げます。
背の高いヤシの木なども地下深くに溜まった雨水を根から吸い上げ木全体に水分が届くそうです。
▼両方の布の先からポタポタと雫が落ちてきます。
▼数分のうちに溜まってきました。
▼新しい布を用意してそれぞれのカップに浸してみます。
▼このように真ん中のカップには青と黄色が混ざり緑の液を作ることができました。
雪花絞りはこういった「毛細管現象」を使って色を混色させて染めるのですが、製品には吸い上げやすい布や吸い上げにくい布、元々色の付いた布もあります。さらには色によっても吸い上げやすい色や吸い上げにくい色もあり染め液の温度によっても大きく吸い上げ方が変わります。もっと細かく言えばその日の湿度や気温によっても変わります。その吸い上げ方が一滴でも多く混ざると色も変化します。それを13mの長さに均等に模様を出すとゆうのは奇跡に近いと僕は思います。言葉では“畳んで、挟んで、浸ける”だけなんですけどね(^^;
【はなもとめの予定】
9月17日OSAKAアート&てづくりバサール(ATCホール)
9月22日~24日京都アートフリーマーケット(京都文化博物館別館)
10月13日14日BORDER!(京都みやこめっせ)
たばた