第7話:究極ニッポンの職人1

本日は「染色」をご紹介させて頂きます。袖なしジバンにぼうし絞りを終えると次は「染色」ですが染料にはたくさんの種類があり染色方法も全て異なります。どれだけ上手く絞っても染色技術が悪ければ施したぼうし絞りのナイロンの中に染料が入ってしまいます。

▼こちらは京鹿の子絞り染色部会 伝統工芸士の木村隆男さんと息子さんです。
優しくて、探究心があり、無理なお願いも快く受けてくださり信頼のおける方です。

▼ボイラーで沸かした湯に調合された染料と助剤を溶かし染色します。機械染めはデーター通りの色が出せるのですが絞り染めは施した絞り部分の状態を見ながら染める為機械では染める事ができず全て手染めになります。その難しさは一度目染めた時と全て同じ条件で二度目を染めても同じ色には染まらない事です。混ぜ方、時間、湿度、耳かき一杯程の染料、更にはその日の天候で大きくぶれが出ます。サウナ状態の工房で時には熱湯に腕を浸け研ぎ澄まされた五感だけを頼りに染めていきます。

▼染め職人の手は御覧の通り洗っても取れない程染まりきっています。

染め屋さんは括りの大変さも知っておられるのでいつも全力で染めて下さいます。
括り手は染め屋さんの大変さも知っているので全力で括れています。
絞りは信頼関係で成り立っています。

明日は袖なしジバン「解き」をご紹介させて頂きます。

たばた

LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です