第30話:蝶のように舞い蜂のように刺す

本日は蝶のように舞い蜂のように刺す絞り染め技をご紹介させて頂きます。

絞りキモノには「直接染料」が使われており、染色→防染→抜染→染色を繰り返すことで色鮮やかな絞りキモノが作られています。ですがこの染料は堅牢度が低く水を嫌う為ドライクリーニングや陰干しとゆう手入れになります。
手ぬぐいや洗濯を繰り返して着る服は洗えないとゆう訳にはいきませんので堅牢度の高い「化学染料」を使っております。色落ちがしないとゆうことは一度染まると色が抜けないので色を重ねていく染め方になります。

▼こちらは「SOU・SOU×たばた絞 手ぬぐい わっか」です

白の○にぼうし絞りを施し、全て黄色に染めます。その後白ぼうしより少し大きな○をぼうし絞りして青に染めます。解くと白○に黄色い輪をつけた、黄色+青=緑の地色の手ぬぐいができます。


▼こちらも同じ技法の色違いです

細い色輪を作るには括りの腕が試されます。
堅牢度の高い染料は抜染が出来ないので青に黒をのせてます。

▼画像をお借りさせて頂きました私のおすすめ浴衣はこちらです。SOU・SOU×たばた絞り/わっか 紺青(こんじょう)です。

一見上の手ぬぐいと同じように見えますがスゴい技術を使っております。

▼こちらは黄色に染めた後、何色を重ねても黄色から青にはなりません

実はこちらの浴衣、黄色の染料を抜き白生地に戻してから青に染めております。青は一度染まると何をしても色が動かない「スレン染料」を使用し、黄色には「反応染料」とゆう色落ちはしないのですが色を抜く事が出来る染料を使っております。「反応染料」は粒子が細かくどれだけ強く括ったぼうし絞りでも中まで染まってしまう事がある為絞りには不向きです。更に生地に染め付くまで2時間以上もかかってしまう大変な手間のいる染料です。が、今回「括り技」と「染め技」の呼吸を合わせ実現する事が出来ました。

同じ柄でも色の組み合わせで技法や染色方法が大きく変わります。
「SOU・SOU×たばた絞り/わっか 紺青浴衣」、絞り浴衣では類の無い自慢できる一品かと思います。是非店頭にて御覧下さいませ

たばた

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