昨日の続きです
▼芯入れが終わると次は、ナイロンを被せ麻糸で括ります。
▼アップで
麻糸をキレイに並べて括ることでしっかりと力が伝わり防染することが出来ます。
▼お盆バージョンの絞り技法です。
たばた絞りオリジナルの技法です。見た目から「鬼灯(ほおずき)絞り」と名づけました。
▼解きです。ホオズキを開くと中には防染された赤い実と白い種。
▼更に解くと糸目通りバッチリ仕上がっているのが確認できます。
絞りは加工途中で出来具合の確認が出来ませんので、この瞬間に初めて仕上がりの確認が出来ます。
▼更に更に解き、広げると「SOU・SOU×たばた絞り 和魂梅」の開花です。
梅の花言葉は「上品、高潔」などございます。和装にぴったりです。
同じ柄でも色が違うだけで絞り技法も変わることがございます。
そして本日の括り、お盆バージョンの「鬼灯絞り」ですが、お盆にはよく提灯・灯篭・ホオズキなどが飾られます。提灯や灯篭の明りを目印にご先祖様が帰ってこられ、お盆の間、中が空洞になっているホオズキ・提灯・灯篭の中に宿って過ごされると言われています。「鬼」は本来、漢字の字義としては亡くなった人の霊と言うような意味があり、その宿るところと目印の明かりから「鬼灯(ほおずき)」と漢字で書くそうです。
たばた