第13話:合わせ技

2011年7月19日 

本日ご紹介させて頂きますのは「小ぼうし絞りとタコぼうし絞りの合わせ技」です。

▼こんな物を道で拾ったら、思わず空を見上げてしまいます。

こちらは宇宙からやって来た物ではなくタコぼうしの技法で引っ張り出した箇所を更に小ぼうし絞りを施した「針千本絞り」です。見た目がハリセンボンに似ています。

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第12話:爪の極み

2011年7月18日 

本日は「小ぼうし絞り」をご紹介させて頂きます。
紙芯が詰められない程小さな柄を染め分ける際に「小ぼうし絞り」を使います。
男性には不向きで指の細い女性が主にされる技法です。
私は指も太くこの技法は無理だと言われてきました。確かに自分より指の細い方でも
括れない方がいますが無理と言われるとどうしてもやりたくなります。

▼指が無理なら伸ばした爪をピンセット代わりに使うまでです。

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第10話:京都「タコぼうし絞り」

2011年7月16日 

さかなクンが被っている「フグぼうし」のご説明はできませんが、
本日は「タコぼうし」をご紹介させて頂きます。

ぼうし絞りとは逆で染める箇所だけを出す技法です。絞り終えた形が「タコ」に見えなくもなく付いた名前の別名は「逆防止絞り(さかぼうししぼり)」とも呼ばれています

▼根寄せをした後予め穴を空けておいたナイロン袋の中に詰め込み、染めたい箇所だけを外に引っ張り出します。

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第8話:解き放たれたぼうし絞り

2011年7月14日 

本日は「解き」をご紹介させて頂きます。ハサミで解くと生地に傷を付けてしまう事があります。今までの苦労と染め職人の苦労が無駄にららないように手だけで解きます。

▼麻糸とナイロンを外すこの瞬間が一番緊張します。


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第7話:究極ニッポンの職人1

2011年7月13日 

本日は「染色」をご紹介させて頂きます。袖なしジバンにぼうし絞りを終えると次は「染色」ですが染料にはたくさんの種類があり染色方法も全て異なります。どれだけ上手く絞っても染色技術が悪ければ施したぼうし絞りのナイロンの中に染料が入ってしまいます。

▼こちらは京鹿の子絞り染色部会 伝統工芸士の木村隆男さんと息子さんです。
優しくて、探究心があり、無理なお願いも快く受けてくださり信頼のおける方です。

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