第30話:蝶のように舞い蜂のように刺す

2011年8月5日 

本日は蝶のように舞い蜂のように刺す絞り染め技をご紹介させて頂きます。

絞りキモノには「直接染料」が使われており、染色→防染→抜染→染色を繰り返すことで色鮮やかな絞りキモノが作られています。ですがこの染料は堅牢度が低く水を嫌う為ドライクリーニングや陰干しとゆう手入れになります。
手ぬぐいや洗濯を繰り返して着る服は洗えないとゆう訳にはいきませんので堅牢度の高い「化学染料」を使っております。色落ちがしないとゆうことは一度染まると色が抜けないので色を重ねていく染め方になります。

▼こちらは「SOU・SOU×たばた絞 手ぬぐい わっか」です

白の○にぼうし絞りを施し、全て黄色に染めます。その後白ぼうしより少し大きな○をぼうし絞りして青に染めます。解くと白○に黄色い輪をつけた、黄色+青=緑の地色の手ぬぐいができます。

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第29話:絞り花模様

2011年8月4日 

本日は名前の由来をご紹介させて頂きます。

▼こちらは「子福桜」とゆう薔薇科の桜です。

コブクザクラは秋から冬と春の年二回咲く花で、花びらの数は20枚以上と多く、
ふつうは1つの花からは1つの実ができますが子福桜は2つ以上の実をつけます。このことから「子宝」の桜ということで「子福桜」とゆう名前がつけられたそうです。

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第28話:最速の糸巻き機

2011年8月3日 

本日ご紹介させて頂きますのは最強の助っ人「スプール3号」です。

▼ぼうし絞りやタコぼうし絞りは全てこちらの麻糸で括っております。

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第27話:嵐電

2011年8月2日 

「予期せぬこと」とゆうのはすごく怖いです。
仕事でも人間関係でも良いと思ってした事が結果的には最悪の事態になってしまったり、良い方で予期せぬ事が起きれば良いのですが、予想もしなかった悪い事が起きたりとゆうのはどんな方でもあるかと思います。
絞りはほとんど予期せぬ結果が出るので冷や冷やしております。

冷や冷やしたい夏の暑い夜に「怪談話」で涼を取るとゆうのがございます。

私が体験した実話です・・・。

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第26話:人の手間という贅沢

2011年8月1日 

本日は『疋田絞り』をご紹介させて頂きます。

疋田絞りは数多い絞り技法の中でその表現の華麗、優雅さは他に類が無く一粒一粒の絞り粒が独特の立体感を持っています。疋田絞りとゆう言葉の語源は「直(ひた)」という言葉からきたものだといわれています。この「直」とゆう言葉は「面」を表し疋田絞りがその繊細な絞り粒を似って模様の面を表現するところからこのように呼ばれたといわれています。

▼最高の贅沢品とされた「総疋田絞」は、振袖ともなるとそこには18~20万粒という気の遠くなるような数の括りが作られます。熟練者でも一日800~1200粒括るのが精一杯です。一反を括るのに1年以上、振袖であれば一年半の時間が必要です。

素材は絹織物が用いられ、現在では京都だけで絞られています。

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