2021年10月7日 

第2076話:大学授業の様子

15,6年前、板締め絞りについて染工場を訪ねました。

想像すると大型倉庫のような広い場所に大きな機械があって沢山の従業員が持ち場を担当していると思われがちですが、「まいどおおきに~!!」と戸を引くと染料の独特の匂い。蒸気が抜けて見えてくるのは大きな寸胴鍋とお湯を沸かす釜。幾つもの染料を背に汗びっしょりの染め職人がこちらには目もくれず険しい顔で黙々と何かを染めている。

話しかけれる雰囲気ではない・・。待っている時間はまるで説教でもされる前のような緊張感。

しばらくして「おおきに」。声のトーンでこちらも緊張が一気に解かれた。

「長いことやってないなぁ、、」

板締め絞りには”絞る”とゆう工程がない為、 絞っていない=ニセモノと認識され 板締め絞りは絞りではないと言う人も多く当時高級志向の京都で板締め絞りは安物扱いにされていました。そのため板締め絞りは受けが悪く長らくやっていなかったとのこと。

確かに1.2m程の生地に板締め絞りを施すのは容易です。

しかし3m5m・・10m、ともなると熟練の職人でも容易ではありません。でもそんなことは実際に板締め絞りをやった人にしか分からないことです。

”板締め絞りは安物”

僕にとってそれはそう思った人の価値観。見てもいないのにやったこともないのに自分には安物とか価値を決められない。何よりも昔から人に流されるのが一番嫌い!!

今流行ってるから!みんな持ってるから!あの人もそうしたから!ってマジで鳥肌が立つほど大嫌い!!あ~寒気する。

取り乱してスミマセン。

要するに自分のことは自分で決めたいとゆうことで板締め絞りを見せてほしいとお願いしました。

つづく

本日は「大学授業の様子」

▼後期第一課題の授業が始まりました。みんな本当優秀です!!

▼授業では基礎からしっかり学んで頂いてます。

最終課題は浴衣です!この調子ならきっと素晴らしい作品が並ぶと思います。

たばた

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2021年5月28日 

第2075話:ネットショップにて

自転車に乗っていた時にご近所のおじさんとすれ違ったので「こんにちは〜」とご挨拶したら、、やっぱりマスクをしていると直ぐに気付かないもので、二度見してからご挨拶して下さったのが咄嗟の挨拶だったからか

「あっ、あぁ、イェーイ!!」って。

イェーイ言うてるやん!とツッコミたくなりました。

「ネットショップにて」

▼雪花絞りの夏

よろしければご覧下さいませ。

たばた

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2021年5月27日 

第2074話:京都芸術大学 合評

手ぬぐいサイズだと比較的容易な雪花絞りですが浴衣サイズになると難易度が一気に高くなります。

本日は「京都芸術大学 合評」

▼浴衣完成

授業の中で繰り返し染めた経験から染料の特性と浸透の加減を感覚で覚え皆個性あふれる色とりどりの浴衣を完成させました。13mの浴衣を13人分並べての合評は圧巻でした。

たばた

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2021年3月19日 

第2073話:新

卒業シーズンですね。皆様ご卒業おめでとうございます!

僕の周りでは甥っ子が中学を卒業して春から高校生!早いなぁ、あんなちびっこが高校生かぁ。そして講師として通わせて頂いている京都芸術大学では一番初めに受け持った生徒さんが今年卒業されました。色んな事がありましたが終わってみるとあっとゆう間ですよね。一年目だったので僕には分からなかったのですが「今年の1年生は・・・」って言われていましたよね!4年目でようやく気付いたのですが確かに騒がし・・・元気でした(^^)卒業制作ではコロナ禍の厳しい環境の中でもみんな堂々とした立派な作品で素晴らしかったです!でもなにより頑張られたのは親御さんですよね。

学生の間は自分の為に頑張るのだと思いますが社会に出るとこれからはその力を誰かのために頑張らなくてはならないんだと思います。親孝行をしながら精一杯頑張って下さい!

いつまでも応援しています。

本日は「新」

▼京・雪花絞り。深い青に到達!

▼自分の中ではこの青は大きな意味がある。

卒業とは成長の証である。

たばた

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2021年1月29日 

第2072話:一志相伝

朝日放送ABC「一志相伝~受け継がれる職人の心~」にてテレビ放映されます。

※関西のみ

■放送日時

2月4日(木)午後8:54分~

2月11日(木)午後8:54分~

二週連続で放送される1分半程の短い番組です。よろしければご覧ください。

本日は「一志相伝」

▼撮影時の様子

お楽しみください。

たばた

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