15,6年前、板締め絞りについて染工場を訪ねました。
想像すると大型倉庫のような広い場所に大きな機械があって沢山の従業員が持ち場を担当していると思われがちですが、「まいどおおきに~!!」と戸を引くと染料の独特の匂い。蒸気が抜けて見えてくるのは大きな寸胴鍋とお湯を沸かす釜。幾つもの染料を背に汗びっしょりの染め職人がこちらには目もくれず険しい顔で黙々と何かを染めている。
話しかけれる雰囲気ではない・・。待っている時間はまるで説教でもされる前のような緊張感。
しばらくして「おおきに」。声のトーンでこちらも緊張が一気に解かれた。
「長いことやってないなぁ、、」
板締め絞りには”絞る”とゆう工程がない為、 絞っていない=ニセモノと認識され 板締め絞りは絞りではないと言う人も多く当時高級志向の京都で板締め絞りは安物扱いにされていました。そのため板締め絞りは受けが悪く長らくやっていなかったとのこと。
確かに1.2m程の生地に板締め絞りを施すのは容易です。
しかし3m5m・・10m、ともなると熟練の職人でも容易ではありません。でもそんなことは実際に板締め絞りをやった人にしか分からないことです。
”板締め絞りは安物”
僕にとってそれはそう思った人の価値観。見てもいないのにやったこともないのに自分には安物とか価値を決められない。何よりも昔から人に流されるのが一番嫌い!!
今流行ってるから!みんな持ってるから!あの人もそうしたから!ってマジで鳥肌が立つほど大嫌い!!あ~寒気する。
取り乱してスミマセン。
要するに自分のことは自分で決めたいとゆうことで板締め絞りを見せてほしいとお願いしました。
つづく
本日は「大学授業の様子」
▼後期第一課題の授業が始まりました。みんな本当優秀です!!
▼授業では基礎からしっかり学んで頂いてます。
最終課題は浴衣です!この調子ならきっと素晴らしい作品が並ぶと思います。
たばた