昨日の続きです
本日は、「括り」のご紹介ですが、タコぼうしの括りは一つ目が括れても二つ目は一つ目が邪魔になり、三つ目は一つ目と二つ目が邪魔をして、とゆうふうにどんどん括るのが難しくなります。何十年と経験を積んだ職人でも括れない方も多く、絞り技法の中では非常に難易度が高い技法で技術者は数人としかおりません。
▼そして「五葉の松」は、芯が大きい為ずっしりと重みがあり、更に難易度は増します。
▼絞りは小手先でするイメージがありますが、半端な力では染料の浸透を防ぐことは出来ませんので、脇を締め全身を使って絞り上げていきます。腱鞘炎は覚悟して挑みます。
▼隙間から指を入れ輪を掛けて括っていきます。万が一、指に輪を掛けてしまうと
指は簡単にとびます。
▼完成です。一袋に10本の手ぬぐいが入っています。少しでも隙間があったり、括りが弱ければ染料が中に入り10本の手ぬぐいは全て没になります。
覚悟を決めて挑まないと良い仕事は出来ないと思っています。
明日に続く
たばた