2018年4月18日 

第1864話:ムック本カバン染色

染色の染めムラや色ブレなどのほとんどは生地の状態で大きく変わります。一見真っ白で何も付着していないように見える生地でも生地が織られる際の糊やチリや埃や光沢を出すための科学薬品や油などなど・・目には見えない染色には不純物なものが生地に沢山付着しております。これらを取り除かないと思った色に染まらなかったり均一に染まらなかったりします。ですが染色することを前提にしていない生地にはどうやっても取れない不純物もあり、それが目に見えればいいのですが染色してから結果として色ブレや染めムラとして浮き上がってくるもですので染色ミスとなってしまうのが浸染めの痛いところではあります。しかし縫製後や絞り加工後でも染めることができるのは浸染の良さだと思います。

本日は「ムック本カバン染色」

▼「カバン付き|SOU・SOU 15周年記念オフィシャルファンBOOK」通りかかった本屋さんで購入しました!!

▼付録の肩掛けカバン 穏大 肩ゆい。

▼さっそく染めてみようと思います。まずはしっかり糊抜き。

▼今回は反応染料で無地染めを行います。

▼青と黄色を混色して緑で染めたいと思います。

▼濃い目に染めたつもりですが、やはり染色後取り除ききれなかった糊と一緒に染料も若干ですが流れてしまいました。

▼結果少し薄目の黄緑で完成です!!

少し楽しんだ後は抜染して別な色に染めてみたいと思います。

たばた

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2018年4月10日 

第1863話:SO・SU・U柄のてぬぐい

こんにちは。
はなもとめ おおにしです。

だいぶん春らしくなってきましたね。

新年度も楽しんでいきたいと思います。

▼今日はSOU・SOUさんのてぬぐいを制作しましたというお話

摺り友禅のSO・SU・U柄のてぬぐいに絞りを重ねました。

畳みまして

挟むのには一苦労。

染色。

計三種類できあがりました。

少し変わるとイメージの変わる雪花絞り。

たくさん染めて実験して学んでいきたいと思います。

おおにし

 

 

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2018年4月9日 

第1862話:雪花絞り 浴衣

絞り染めの発祥は約2000年前、布に柄をつける技法としてインドやアフリカで自然発生的に発展したことに起源がある世界で一番古い染色技術と言われています。それからシルクロードを渡って仏教と共に日本にやってきたのは、今から1300年前の奈良時代のことで正倉院には絞り染めを施された生地が残されています。日本の伝統文化は世界で唯一千年以上の伝統を持っている国で他の国では戦争や様々な事で500年以上前の時代はどんなものだったか憶測でしかありません。例えばエジプトや南アメリカにあるピラミッドが当時どんな技術で作られたのか未だに憶測でしかないのはその作り方が受け継がれていないためです。以前中国の敦煌からある経典が出てきました。それは経文の裏に意味不明な記号が書かれていたのです。当時それを発見したイギリス人考古学者はそれを「僧侶による落書き」だと考えました。すでにこの頃自国の中国人にもこの記号がわからなかったのです。ですが、これを見た日本の宮内庁楽府の人は「この記号は雅楽の譜面に良く似ている」と言い、雅楽の譜面と照らし合わせた事でこの記号が譜面であることが判明しました。その後、中国の学者と共に研究を重ねることによって敦煌時代の音楽が再現されたのです。もし雅楽の伝統がなかったならば私達はこの音楽を聞くことは出来なかったかも知れません。伝統がなくなってしまうとそれを復元再現するのに大変な労力と時間を要します。ですから日本では過去の文化や風俗や技術を簡単に復元再現する事が出来、そこから新たなアイデンティを生み出すことが出来ます。伝統文化を持つということは国や文化を発展させるのに大切な役割を持ちます。古くから受け継がれてきた技法と道具を使うことは時代遅れではなく伝統の意味をしっかりと考えてと取り組まなければと思います。

本日は「雪花絞り浴衣」

▼今年の雪花浴衣です。比較的容易な手ぬぐいと違って浴衣で雪花を表現するのは困難です。かなり集中しました。

▼干し場が明るい。

今年も沢山浴衣を染めます。ご期待下さいませ。

たばた

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2018年4月8日 

第1861話:はなもとめ

絞りは分業で全ての工程が職人の手作業で行われております。“絵を描く職人”“括り職人”“染め職人”と専門の職人が一つの商品を作ることで誰にも真似できない世界に一つだけの卓越した商品が作られています。ただしそれは条件が揃っていればの話で高齢化と共に技術を維持し継続していくことにも限りがあり機械と違って代わりがいるわけでもなく誰か一人でも欠ければそこで終了です。それが先の話ではなく今にも終わろうとしています。満点だけにこだわることが職人ならば別に職人と呼ばれる必要はないと思う。大事なのはどう思われるかではなくどう思って作るか。きっと手にした人には届くと僕は思います。

本日は「はなもとめ」

▼色んな絞りを覚えてもらってます!!1枚の手ぬぐいを作るのは凄く手間暇かかることなのですが皆んな頑張ってはります!!


いいのが出来そうですね!染まるのが楽しみです。

たばた

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2018年4月1日 

第1860話:てぬぐい研究所 その1

京都の桜もそろそろ終わりが近づいてきているような気がします…

こんにちは。はなもとめの小薗 葵です。

てぬぐいを制作していて「てぬぐいってどんな使い方があるの?」とよく聞かれることがあります。

そんな声にお応えして、てぬぐいの使い方をシリーズ化して紹介していきたいと思います!

題して「てぬぐい研究所」

今回は「畳んで作るブックカバー」の紹介です。

使うものはこちら!以前試しで染めたてぬぐいと本です。それでは、畳んでいきましょう!

①てぬぐいを半分に畳みます。

②本を手ぬぐいの上に置いて半分に折る。本の背表紙が折り目の方に向けて折ります。

(青線で表しているのが本です)

③てぬぐいが余っている部分を外側に折ります。

横から見るとこんな感じです。

④ ②で折り返した部分を開いて、上・下の順で本の大きさに合わせて折りたたみます。

折ると、こんな形になります。下の部分を折り上げた際に上側のひだをめくって、下側のひだを差し込みます。

⑤ひだの部分に本を差し込んで…ブックカバーの完成です!

こんな感じで畳むだけで作ることができます。汚れたら簡単に洗える優れもの。

その日の気分に合わせて柄を変えるのもオススメです。

また次回をお楽しみに…

あおい

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