「緋色の襦袢の色が白足袋に色移りした」。これは摩擦で色が落ちた典型的な例になります。
色落ちには摩擦、汗、雨、体温、など様々な原因があります。染料の質は数十年前と比べると改良され色落ちしにくくなってきておりますがデパートや量販店で売られているような工業製品のように画一的なクオリティではなく白生地を1点1点手作業で染色している為全く色落ちしないわけではございません。ですが欠点を超える程の魅力を持っているのが本物と思っています。
少々手間がかかりますが洗濯の一、二度目は基本的に手洗いをおすすめいたします。
洗うたびに少しずつ変化する色や風合いを楽しむ事が染め物の楽しみ方とも言われております。ご理解頂けますと幸いです。

本日は「長方形衣」

▼こちらは、ウール、綿、ポリの混合生地の為染色が難儀ですが頑張って量産に取り掛かっております。

寒くなってきましたね。少し風邪気味・・。

たばた