色は混ぜることで限りなく黒に近づいてゆきます。黒にはあらゆる色相が含まれていますが、
実際にはいろんな色を混ぜても黒にはなりません。
白と対象的な色である黒の良いイメージは、高級、上品、男性的、モダン、シャープとありますが、
あまり良くないイメージでは、カラス、夜、悪、重い、闇、と、不吉な色の代表のような気もします。でも、実際に日常で黒を見かけるときにはそれほど悪いイメージで見ているわけではありません。
黒は何も見えないからこそ、いろいろなことを想像させてくれます。
本日は「くろ」のご紹介です。
▼しっかりと括られていますので外だけが黒く、中は染まっていません。
▼どのようにお伝えすればよいのか分かりませんが、
黒に染まった時点で命が吹き込まれており、自らの意思で動きまわります。
▼「押すな!押すな!」と、言っています。
▼「足を踏まれた」と、もめております。
▼一袋に100匹います。
▼ここまでは何事もないのですが、問題はここからです。この後いくつかの工程があるのですが、その間に「まっくろくろすけ」が動き回り、付いてなかったところに黒い煤を撒き散らしていきます。
不思議としか言いようがないのですが、黒は何も見えないからこそ、いろいろなことを想像させてくれます。
たばた