第1654話:麻小路さん

2016年6月17日 

昔の日本人の生活の中では、赤ちゃんが生まれるとへその緒は麻糸で切り子供は麻のように丈夫にすくすく育つようにとの親の願いから麻の葉模様の着物で育てられ結婚式では夫婦が末永く仲良く幸せであることを願って夫婦の髪を麻糸で結ぶ儀式が行なわれており日常生活では麻の鼻緒で作った下駄を履き麻布でできた着物や褌(ふんどし)を身に付け、麻の茎の入った壁や天井に囲まれた家に住み麻糸で作った畳の上で過ごし夏は麻糸で作った蚊帳(かや)で寝ていたそうです。
大麻は日本人にとって神聖な作物であるが故に神社では伊勢神宮のお札、神社のしめ縄、横綱の綱などにはかならず大麻を使用しています。
横綱は大相撲の力士の格付けにおける最高位の称号であり語源的には横綱だけが腰に締めることを許されている白麻製の綱の名称に由来しており大麻で作られた綱を締めることができる最高の位のことを横綱と呼ばれています。
現在日本では大麻が麻薬と定義され栽培や所持が全面的に禁止されており栽培には免許が必要となっています。麻の衣服や麻の下着などの原料が日本製のものではなく輸入の麻が大半になっているのはこのためです。絞りにも麻糸を使用しており正式に免許を取得した日本の麻の製品はとても貴重なものとなっています。

本日は「麻小路さん」

▼御店の暖簾には大きく「麻」とかかれてます。

▼京町家の店内にはそれはそれは見事に麻の素敵な商品がたくさんあります。

▼親子ツーショット!お父様は凄くギラギラされておられご挨拶の際に握手をした手からパワーが感じ取れました。

▼前から麻の作務衣が欲しいなぁと思っていたら素敵なのがたくさんありました!!

▼購入(^^)

麻の着心地の良さ!!自然のエネルギーを感じます!

たばた

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