2011年9月14日 

第70話:京の酒

京都は山に囲まれた盆地になっていて、山の岩盤を伝って地中に潜り込んだ水がその水瓶に溜まっていく形状になっています。水の溜まる条件が揃っている地形は世界的に見てもめずらしく、この水瓶は琵琶湖の水量の約8割の水が蓄えてられると発表されています。1000年もの間、都が京都に置かれたのはこの豊富な水があったのが大きな理由だといわれています。

昨日に続き、本日も「京の酒」をご紹介させて頂きます。

▼夕刻、納品の帰りに立ち寄りましたのが、俳優の佐々木蔵之介さんのご実家でもあり、現在は弟様が後を継がれてる酒屋さんのお店。こちらです。

場所は京都市上京区にあり、上京は「出水」という地名が残っているように、現在でも良質で豊富な地下水は変わりなく、水に恵まれたところです。
お茶の家元などはもちろん、豆腐や湯葉、生麩など、水が命の産業はいまも多く残っています。

▼玄関に吊るされている杉玉は、新酒が出来たことを知らせる役割があります。

吊るされたばかりの杉玉は蒼々としていますが、枯れて茶色がかってくる色の変化で新酒の熟成の具合がわかります。

▼撮影の許可を頂きましたので店内の様子です。

▼右の方が俳優の佐々木蔵之介さんです。

「蔵之介」という芸名は、実家の職業から、お父様によって名付けられたそうです。

▼店の奥で造られています。

▼そして仕事の後に少しだけ・・。

連日お酒のご紹介をさせて頂いておりますが、お酒は弱いのであまり飲めないのですが、京都にこんな粋なお酒があるのに、絞り職人が放っておくわけにもいかず呑んでみました。お味は是非、確かめに行ってみてください。

<おしらせ>
平成23年9月25日(A),26日(B),27日(A),28日(B),29日(A),10/2日(B)
A=田端和樹
B=田端正美(父)
西陣織会館にて絞り実演をさせて頂きます。
京都市上京区堀川通今出川南入
TEL(075)451-9231
FAX(075)432-6156
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伝統産業見学施設
開館時間 AM9:00 ~ PM5:00
入館料 無料
会館内容
 きものショーの上演、西陣織の製織実演、
 西陣織の展示即売、手織体験、舞妓衣裳、
 ホビー教室、十二単着付、アートインテリア教室
 レストラン、駐車場完備
お近く来られましたら是非お立ち寄り下さいませ。

たばた

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