2011年10月21日 

第107話:傷

「どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒してくれます。
そのことを京都では『日にち薬(ひにちぐすり)』と呼びます。
時間こそが心の傷の妙薬なのです。」   瀬戸内寂聴さんのお言葉です。

不思議とよく効きます。

本日は「タコぼうし絞りの傷の直し方」をご紹介させて頂きます。

▼タコぼうしを括り終えると、ギブアップするまでヘッドロックをします。

ではなく、空気を入れて押さえることで、染料の浸入口がないかチェックします。

「スーッ」と失礼な音がする時がございます。

▼音が鳴るところを解くと、爪が引っかかったのか、糸が擦れたのかわかりませんが生地を出す穴の横に0,5ミリ程の小さな穴が!!!!

▼そんなときはこちら「紙芯28号」を使います。

▼穴に当てて括ることで、傷口を防ぎます。

▼そして別の所に穴を開け、

▼引っ張り出して括れば、

▼空気は漏れることなく直りました。

タコぼうし絞りには「紙芯28号」が傷の妙薬です。

たばた

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