2011年12月26日 

第173話:ジョジョの奇妙な冒険の名セリフ集!~その参~

絞りをする前は音響・照明の仕事をしておりまして、この時期はディナーショーのお仕事で忙しくしていたのを懐かしく思います。ある年、その技を一目見たいと若手マジシャンをも集めてしまうほど有名なプロマジシャンとご一緒させて頂いたことがあります。光や音を操り、磨き上げた技でお客さんを魅了した後、一つの種明かしをされました。“あ~なるほど!”と、ざわつくと同時に“教えてもいいの?“とゆう顔のお客さん。
ショーが終わった後「種明かしをされても良かったのですか?このご時世マジシャンも儲かる仕事ではないでしょう?若手マジシャンに真似をされると大変じゃないですか?」と言う問いに「若手が真似をしてどんどんマジックをする人が出てきたら、こんなに嬉しいことはありません。それに私はお金儲けの為にマジックをしているのではなく人に驚きと感動を与える為にマジックをしているのです。その評価がお金だった。ただそれだけのこと!種明かしをして自分を追い込むことで、一つの山に留まらなくてすむ。次の目標ができることで更にマジックの深みが見えてくる。だからおもしろいのですよ」と言われました。
器のお話でした。

本日の「ジョジョの奇妙な冒険の名セリフ」のご紹介です。

▼ビン捨て場で犯人の指紋を探す警察官に、“もし見つからなかったらどうするんだい?犯人がずる賢い弁護士とかつけて無罪になったとしたらあんたはどう思ってそんな苦労をしょいこんでいるんだ?”とゆう言葉に

▼そして、話は変わり突然雪花絞りの色合わせについて少しご紹介させて頂きます。こちらは絹の帯になります。

▼実際と画像では異なりますが深い茶色が色見本になります。

▼幾つかの染料を混ぜ合わせ茶色の染料を作り、ハギレを染め現物と照らし合わせてみます。

少し浅いので更に赤色を混ぜます。

▼何度かハギレを染め現物と照らし合わせます。染料は足すことは出来ても引くことは出来ません。早くしないと化学変化した染料は発色しなくなりますので、どす黒い茶色にならないように手際よく調合します。

▼そして染め上がったものがこちらです。全体を見れば若干薄く見えますが、雪花絞りは色の濃淡で模様表現する技法でもあります。例えば染料を量ってデータを採ったとしても仕上がりは毎回変わります。同じ野菜でも色や形、味が違います。同じ畑で採れた野菜でも同じ物は二つとありません。同じ一日は二度と再現できないのが手作りの難しさです。

▼一番濃く染まった線の部分を現物見本と照らし合わせると色が合ってるのが確認できます。偶然が生み出すグラデーションを利用した雪花模様です。

見た覚えも教わった覚えも、もちろん盗んだ覚えもありませんが、色々と出来る事が増えると「技を盗んだだろう!」と言われることもあります。ですが、
大切なのは『成功に向かおうとする意志』だと思います。
向かおうとする意志さえあれば、いつかはたどり着きます。向かっているわけですから…。
ジョジョの奇妙な冒険:59巻 『今にも落ちて来そうな空の下で』より

たばた

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