日常ではあまり見ることが無い伝統工芸士さんの手仕事の様子やお人柄。そして伝統産業の現状と魅力を「究極ニッポンの職人」と題してご紹介させて頂いております。

本日は、「究極ニッポンの金彩工芸（友禅）」をご紹介させて頂きます。

▼連日ご紹介させて頂いております西陣織会館で、同じく実演されております「京友禅　手描部門　通商産業大臣認定伝統工芸士　南條　隆　様」です。金彩の世界では４０年以上の歳月を経て、伝統工芸士＆画家としても現在活躍をされ豪華客船「にっぽん丸」のメインホールの天井・緞帳・ラウンジ・インフォメーションの世界地図アート作品など手がけられています。

▼金彩友禅技法とは捺染技法の摺り箔を基に百色以上の金銀箔･粉･泥で友禅・幾何学の文様を製作した高級感ある技法です。

▼気の遠くなるような作業を黙々と。

▼神の手としか思えないような繊細な技。

▼何に金彩を施されておられるのでしょうか？

▼仕上がりは菖蒲の扇子と、

▼南天の扇子です。全て手作業です。まるで本物の扇子が置いてある様な・・・、いや、本物以上の物が輝いているとゆう表現しかできません。

▼アップで。

▼実は、私の愛用している作務衣の懐と腕に金彩を施して頂いたのでした。なんて贅沢な！！！どんどん傾いていこう！！

▼腕一本でこんなことができてしまうとは・・・。かっこよすぎるじゃないですか！！！

すばらしい職人さんとご一緒させて頂けて光栄です。日本が誇れる技術はたくさんありますが、全て今すぐにでも途絶えようとしています。絶対に守らなければ！！！！

たばた

＜おしらせ＞
平成24年2月1日（水）～11日（土）　　＊日、月曜日お休み
西陣織会館にて絞りの実演をさせて頂きます。その他の職人さんによる実演もあります。
お近く来られましたら是非お立ち寄り下さいませ。

「西陣織会館　伝統産業見学施設」
京都市上京区堀川通今出川南入
TEL(075)451-9231
開館時間　AM9:00 ～ PM5:00
入館料　無料
会館内容
　きものショーの上演、西陣織の製織実演、
　西陣織の展示即売、手織体験、舞妓衣裳、
　ホビー教室、十二単着付、アートインテリア教室
　レストラン、駐車場完備