2012年2月5日 

第214話:究極ニッポンの職人5

昨日に続き「究極ニッポンの職人」と題して職人さんの手仕事の様子やお人柄、伝統産業の魅力と現状をご紹介させて頂いております。そして、伝統を受け継ぐだけでなく今に伝えていく事も職人である私の使命だと感じています。

本日は、「究極ニッポンの京仏壇」をご紹介させて頂きます。

▼連日ご紹介させて頂いております西陣織会館で、同じく実演されております「京仏壇 彫刻部門 通商産業大臣認定伝統工芸士 渡辺 宗男様」です。

▼「京仏壇・京仏具」は心の安らぎを与えるよりどころとして、平安の昔より受け継がれ、その時代時代の新しい技術を取り入れて発展してきました。

▼渡辺様の作品は蓮華王院三十三間堂にも飾られ、

▼御神輿の上に乗る鳳凰も彫られています。

▼神々が宿るありとあらゆるものに魂を打ち込められてこられました。

▼京都府伝統産業優秀技術者「京の名工」。

▼600本余りの様々な大きさや形の彫刻等を使い分けられています。そのうちの一部。

▼複雑な物はご自信で作られているそうです。

▼もちろん絵が描けなければ彫ることはできません。

▼まるで木の中に埋まっていたかのような錯覚をしてしまいます。

▼奥の奥の見えない部分まで掘られています。

▼職人魂、私にも刻んで頂きました。ありがとうございました。

「この世界に足を踏み入れ5年は給料とゆう給料もなく三食カップラーメンの時もあった。腕が無いうちから儲けることは出来るわけがない。それでもコツコツ腕を上げ名工と呼ばれるところまで来れた。でも今日も明日も修行。周りに素晴らしい職人がいるのだからたくさん勉強して立派になって下さい。」とお言葉頂きました。自分も会社を退職して5年間は絞りで食べていける事ができず、深夜のアルバイトで賄っていました。つらい時期のことを思い出しましたが、今こうしてSOU・SOU様で頑張れる幸せをかみ締め明日も気合いを入れて絞ろうと思いました。

たばた

<おしらせ>
平成24年2月1日(水)~11日(土)  *日、月曜日お休み
西陣織会館にて絞りの実演をさせて頂きます。その他の職人さんによる実演もあります。
お近く来られましたら是非お立ち寄り下さいませ。

「西陣織会館 伝統産業見学施設」
京都市上京区堀川通今出川南入
TEL(075)451-9231
開館時間 AM9:00 ~ PM5:00
入館料 無料
会館内容
 きものショーの上演、西陣織の製織実演、
 西陣織の展示即売、手織体験、舞妓衣裳、
 ホビー教室、十二単着付、アートインテリア教室
 レストラン、駐車場完備

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