伝産法とゆう法律に基づき国が指定した工芸品は全国に211品目ありますが、中でも京都が一番多く17品目もございます。
本日は、「究極ニッポンの京繍」をご紹介させて頂きます。
▼連日ご紹介させて頂いております西陣織会館で、同じく実演されております「京繍 総合部門 通商産業大臣認定伝統工芸士 吉岡 一郎様」です。
▼繍は刺繍のことで、京繍は「糸で描く絵画」と呼ばれるほど精緻な技法です。絹、金銀糸、太さと縒りの異なる多数の糸を使われています。髪の毛よりも細い糸を使って、細かな表現をすることも可能だそうです。
▼針一本が数千円もするそうです。一番奥の針が最も細い針だそうですが、よく目を凝らしてみると糸を通す針穴が開いています。スッーと通されるそうですが、こんな針を作る技術もすごいと思いました。
▼花鳥などは生けるがごとき。見る角度によって全く変わった表情を見せます。
▼全て手作業です。昨今ではミシン加工もあるのですが手作業の熟練技にはとてもかないません。
▼おっとりとした雰囲気の吉岡さんが繰り出す作品には生命を感じます。
「こんなのどう?」と見せて頂いた作品を見て、どう?って言われましても・・・と思ったその作品が絵画ではなく刺繍と分かった時、鳥肌が立ちました。
たばた
<おしらせ>
平成24年2月7日、8日、12日、13日、14日
※5日、6日、9日、10日、11日お休み
西陣織会館にて絞りの実演をさせて頂きます。その他の職人さんによる実演もあります。
お近く来られましたら是非お立ち寄り下さいませ。
「西陣織会館 伝統産業見学施設」
京都市上京区堀川通今出川南入
TEL(075)451-9231
開館時間 AM9:00 ~ PM5:00
入館料 無料
会館内容
きものショーの上演、西陣織の製織実演、
西陣織の展示即売、手織体験、舞妓衣裳、
ホビー教室、十二単着付、アートインテリア教室
レストラン、駐車場完備