2011年7月25日 

第19話:縫い師

ミシンの語源はsewing machine(ソーイング・マシン)の、「マシン」がなまったものと言われています。日本のミシン製造の量産はジャノメミシンが最初ですが、今ではミシンといえばブラザーの方が有名です。最近のミシンはスゴイことになっています。
電気で動くミシンは、一般に、電動ミシン、電子速度制御ミシン、電子ミシン、コンピューターミシンなどに大別されていますが、ハンドミシンといわれるホッチキスのような形をした小型のミシンもあります。ミシンなのか?パソコンなのか?くらいのものもあります。
ですが、どんなにすごいミシンが開発されても単純な波縫いが出来きるミシンは無くやはり人の手でしか出来ないのが「絞り」です。

▼本日ご紹介させて頂くのは糸入れを極められた縫い師こと「西小路紀代子」様です。

生年月日:昭和16年7月17日 (70歳)
血液型:O型
趣味:今や世界中で大ヒットの数字パズル「ナンバープレース」略して「ナンプレ」
   そしてカラオケ!!歌のレパートリーは松山千春、中島みゆき、など
特技:糸入れ、巻き上げ絞り


▼急品の時は西小路さんに依頼しています。伝統工芸士だった母親の意思を受け継ぎ45年間縫い続けてこられた腕前は世界トップレベルのまるでミシンのような手さばきです。

▼本日お渡しは直径10センチの○を2000個です。一般の方なら10個も縫うと肩が懲り目が疲れ3時間4時間縫い続けると酔う方もおられます。「私は縫うのが大好きやし疲れへんわ!頑張って縫うさかいにあんたも頑張って括りや!!」といつも励まされます。

▼「私のベンツや!」と電動式自転車で帰られます。

いつも笑いを取りにくるパワフルな方ですが、4年前にご主人が亡くなられ現在は一人暮らしをされています。

縦の糸はあなた 横の糸は私

逢うべき糸に 出逢えることを

人は 仕合わせと呼びます

一人黙々と縫われている時はお母様と一緒に縫われていた時の頃を思い出しながら縫われているのでしょうか。

たばた

LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です