「同じ事をしているのに・・・。」「こんなに手間をかけたのに・・・。」「そうきたか・・・。」
おそらく何年絞りをしていても口にしてしまう言葉です。自分に落ち度があるならば納得出来るのですが、どこに落ち度があったかも分からず、完璧と思って取り組んだ物ほど、原因不明の難儀な事が起きます。初めはそれが嫌で嫌で仕方なかったのですが、いつの日からか納得するまで取り組むとゆう事を楽しんでいる自分がいる事に気づきました。
本日のご紹介は「蝶絞り」です。
▼通した糸を左よりに糸を手前に戻し、玉結びのところにから再び通します。
▼今度は右よりに糸を手前に戻し玉結びのところに針を通します。
▼染色すると、このように蝶のような模様が表現できます。
この技法は染色前には十分水に浸してから染色しないと、染料の浸透を防げずうまく模様が出ない場合や、生地の厚味によっては出来ない事もあります。
引き続き納得出来ない事を追及しながら絞りをしていこうと思っています。
たばた