以前に竹の染色をしましたが今回のご依頼は藁の染色です。竹に比べると吸収が良さそうなのでアルカリ染料で染まるのだろうと思ったのですが案の定撥水したので油抜きをしてから粒子の細かい染料で試みました。

▼今回染める藁！

う〜ん、まさか絞り職人が藁を染めるとは思っていませんでした、、。

▼まずは油抜き！透明な液が徐々に黄色く。結構抜けるもんですね。

▼サッパリした藁を赤に染色！！思いのほかキレイに染まりました！

▼ご依頼は海外からお越しの留学生と造形大学の生徒さん！

また何かのお役に立てればと思います。ありがとうございました。

たばた

偶然を利用した染色が雪花絞りです。ゆえに色も形も狙って出来るものではありません！奇跡的に現れた模様なのでもう一度同じようにとはいきません。

▼黄緑の染料で染めるのではなく黒々とした染料で染め、空気に触れて酸化して色が現れます。

▼ほんの数㎜、ほんの数g、ほんの数秒で全く違うものになります。

同じ雪花絞りでも偶発的に仕上げた物よりも再現した物の方がはるかに難しいと言えます。

たばた

カビキラーなどの酸が服に付いて色が抜けてしまった！と時々ありますよねぇ。今回は「染め直し」のご依頼です。

▼このように大事なお洋服の所々の色が抜けています。

▼まずはワンピースの色に合わせて染料を作ります。

ご覧の通り抜けた部分は分からなくなり新品のような発色の良いワンピースになりました！

たばた