越前打刃物は700年の歴史があり、その歴史と技術が高く評価され、刃物産地としては全国で最初に伝統的工芸品の指定を受けたそうです。
刃物は一生物ですので、お手入れはかかせません。
本日は、「刃物研ぎ」のご紹介です。
▼こちらは長年使っている砥石です。こうして見ると随分歪んできました。
砥石は少なくとも30分は水に浸けておきます。
動物が群れを作るには理由があります。例えばネズミなどの小型哺乳類は固まることでお互いの身体が熱源になり寒いところでも生き抜くことが出来ます。鳥やサルなどは、敵を見つけると声を上げ群れ全体に教えることで被害を最小限にするそうです。また、安定して子孫を残すこともできます。群れには非常に厳格なルールがあり、そのルールに従わないものは群れから追放されます。こうなった固体を受け入れる群れもありません。
追放されたモノは食事にも事欠く状況になり、凶暴になるそうです。
本日は「むささび」をご紹介させて頂きます。
▼まずは下絵と糸入れです。色糸を使うと染色の際、生地に糸の色が移る場合がありますので、生成糸もしくは白糸を使用します。青生地の画像で見て頂くと分かるかと思いますが、糸入れをしているラインより下を防染します。
絞り染めの職人さんがまた一軒廃業されると聞きました。
私がまだ見習いで父の後ろを付いて回っていた頃、そこの染め屋さんは既に息子さんが親父さんの後を継がれていて、親子で染めておられました。平均年齢が60~70のこの業界では期待の若手染め職人でしたが、仕事自体が激減し、やむを得ず廃業されるようです・・・。 (さらに…)