第107話:傷

2011年10月21日 

「どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒してくれます。
そのことを京都では『日にち薬(ひにちぐすり)』と呼びます。
時間こそが心の傷の妙薬なのです。」   瀬戸内寂聴さんのお言葉です。

不思議とよく効きます。

本日は「タコぼうし絞りの傷の直し方」をご紹介させて頂きます。

▼タコぼうしを括り終えると、ギブアップするまでヘッドロックをします。

ではなく、空気を入れて押さえることで、染料の浸入口がないかチェックします。

(さらに…)

LINEで送る


第106話: 宇治

2011年10月20日 

「スズメバチを見かけたら決して払いのけず、身を低くして静かに後ずさりで逃げる」。なるほどね!と、そんな番組を食い入って見ていると、肉眼でようやく見える程の小さな小バエが視界に入りました。あまりの恐怖に椅子から落ちかけながら全力で払いのけてしまいました。スズメバチの事で頭いっぱいの時にスズメバチを連想させるようなモノが目の前に現れれば、私からすれば小バエではなく、スズメバチなのです!!
紅葉を見に行かれる方や遠足に行かれるお子様、秋のお出かけには十分注意して下さい。

本日は「宇治」のご紹介をさせて頂きます。

▼1000年のときをへてなおも読み継がれる「源氏物語」。紫式部によって書かれた書物は、世界最古の恋愛小説でもあり日本が誇る文化です。物語は全54編から構成されていますが45編から54編まで宇治に舞台を移していることからこの部分を「宇治十帖物語」と呼んでいます

(さらに…)

LINEで送る


第103話:ひだまりの輪~その壱~

2011年10月17日 

空が雲におおわれていても太陽がなくなるわけではなく、雲が流れれば必ず晴れ,
陽の当たる暖かい場所に花は咲きます。

本日は「SOU・SOU×たばた絞 手ぬぐい/ひだまりの輪」をご紹介させて頂きます。

▼ひだまりの輪は、小帽子絞り+タコ帽子絞りの合わせ技で加工しております。
括り終えると、青花水に浸け十分に水を含ませます。これを「地入れ」といいます。

(さらに…)

LINEで送る


第101話:秋桜

2011年10月15日 

コスモスの花は、台風などで倒されても茎の途中から根を出し、また立ち上がって花をつけるという見た目とは違って、とても強い花です。

本日は「町に咲く秋桜」のご紹介をさせて頂きます。

▼私用で行った先で、ふらっと立ち寄った公園にはコスモスが満開でした。

(さらに…)

LINEで送る


第100話:全速力

2011年10月14日 

小学生の頃は、冬休みになっても黒板に「田端 夏休みの絵日記 未提出」と書かれていましたが、お陰様で100話まで欠かすことなく書くことができました。この調子なら1000話ぐらいはすぐだと思いますので、100話の節目はサラッと流して・・、

本日は絞り職人の「全速力」をご紹介をさせて頂きます。

▼後継者(息子)の為、時には覚悟を決めなければならない時があります。

ピンボケ=(特定される写真はNGとゆうわけで申し訳ございません)

(さらに…)

LINEで送る